マス・ツーリズムとしての先祖調査
Ⅴ マス・ツーリズムとしての先祖調査
(1)海外移民と「先祖ツーリズム戦略」
1820年から第一次大戦に至る期間のスコットランドからの出移民は200万人である。これらの人々の子孫が現在の先祖調査ブームに寄与していて、同時にマス・ツーリズムの戦略的な対象である。
「先祖ツーリズムの最大の利点は、スコットランドのほとんどすべての場所に海外ツーリストを呼び込むことにある」
| スコットランドにおける海外ツーリスト→4.1日 先祖ツーリスト→13.5日(平均滞在日数) |
| また、先祖調査者の97%がスコットランドへ再訪問を希望。 |
(2)マス・ツーリズムとしての先祖調査
多様なツーリストに対応するため、当該地域周辺の情報とともに広域的な情報を併せて整備している関連機関……幅広いツーリストを想定して活動
各地の関係者に「誇り」を持たせ、先祖の故地と世界中の膨大な子孫たちとを結ぶ系図額的想像力を喚起している。
(3)ScotlandsPeopleの家族史センター
「この建物は何世紀にもわたるスコットランド人の経歴を示した情報の宝庫である。家族史を専門とする唯一の建物の建設は、(中略)それ自体が訪問者をひきつける第一級の施設となるだろう(中略)それは我々の過去への理解を増し、ツーリズムを促進する一助となろう。」